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 ヨーロッパでは昔からオリーブオイルが便秘に有効とされてきました。その有効性は、なんと紀元前から認められており、今でも便秘予防のためにスプーン1杯のオリーブオイルを摂取するのが日課な地域もあるそうです。便秘だけでなく、腸内のビフィズス菌を増やす、というデータもあります。またオリーブオイルを多く摂っている人は大腸がんになる確率が低いこともわかっています。

 最近では日本でもその効果が注目され、一昔前より消費量は増加しましたが、それでも日本人の1日のオリーブオイル摂取量は1.3 mlほどです。世界でオリーブオイルをよく使う地域では1日に30 ml近く摂っていることを考えると、日本人のオリーブオイル消費量はまだ少ないと言えます。食物繊維が豊富な食事にかけて摂ると効果的です。目安としては1日に大さじ1杯ほど摂ればいいでしょう。

 

 紀元前3,500年頃からオリーブ栽培の歴史をもつギリシャのクレタ島では、どの家庭にも自家製のオリーブオイルがあるくらい、食生活になくてはならないものになっています。一人当たりの年間消費量が30 kg、1日に約90 ml消費しているという報告もあります。またハチミツやヨーグルトもよく摂取するそうで、クレタ島では便秘や下痢になる人が少なく、消化器系の健康状態が良好で心疾患も少ないと言われています。

(しかし、最近は加工肉や砂糖の消費量が増え、いわゆる「食の欧米化」が進み、糖尿病や高血圧などの慢性疾患や肥満が問題になりつつあるそうです。)

 

 オリーブオイルの成分は94%が脂肪酸で、コレステロールは0%といわれています。脂肪酸のうちオレイン酸が75%、リノール酸が10%含まれています。このため、便秘の予防やビフィズス菌を増やす以外にも、オレイン酸のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を低下させ、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を維持したり、上昇させたりする作用が認められており、動脈硬化の予防にもいいのです。リノール酸には抗炎症や老化防止の作用があります。

 さらに精製されていないエキストラバージン・オリーブオイルになると、活性酸素の抑制やがんの予防などに有効なポリフェノールも含まれています。

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ビフィズス菌を増やし、
排便を促すオリーブオイル

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